Arantium Maestum

プログラミング、囲碁、読書の話題

書籍

100 Days of Codeをやってみた

ツイッターで100 Days Of Codeというチャレンジがたまに流れていて、面白そうだったのでやってみた。今年も終わりに近づいているので今更ながら振り返ってみる。 100 Days Of Code概要 ルールは簡単: なるべく毎日1時間以上、業務外のコードを書く github…

SECDマシンとLispあれこれ

時には昔の話をしようか、ということでPeter LandinのSECDマシンについて。Lisp Advent Calendar 2018 23日目の記事。 はじめに 最近、長らく積読してたThe Architecture of Symbolic Computersという本を読んでいる。 There is a revolution looming in com…

4月の抱負

今月は以下の本を読みたい: Thinking Functionally with Haskell (終わらせる!) プログラミングのための確率統計 証明の楽しみ 基礎編 他にもいろんな本やClojureや機械学習やギター曲や水泳にも手を出すつもりだが、とりあえず上記の3冊は終わらせる勢…

『アホでマヌケなプログラミング』読んだ

lepton著『アホでマヌケなプログラミング』を読んだ。 非プログラマ(ゆるくプログラマ志望な人?)に「プログラマの実態」を紹介する本。 著者は企業の新卒向けプログラミング研修の講師などをよく務めていたらしい。「文系卒、プログラミング経験なし」の…

『What I wish I knew when I was 20』

Tina Seelig『What I wish I knew when I was 20』を読んだ。 二十代前半の頃に買って読んだ本。本棚を片付けているので、とりあえず処分する前に読み直した。作者はスタンフォード大の創造性関連のプログラムの教授とのこと。 印象としては「ざ・ポジティブ…

『読んだら忘れない読書術』

胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか 夢野久作『ドグラ・マグラ』 樺沢紫苑『読んだら忘れない読書術』を読んだ。 「精神科医が教える」と注釈があるように、作者は多読・多作の精神科医らしい。 主張は: とにかく読め、読めばいいこ…

『数学文章作法 基礎編』

結城浩『数学文章作法 基礎編』を読んだ。 「プログラマの数学」「数学ガール」の著者らしく、実に明快で読みやすかった。 テーマがまったくぶれないのがすごい。 「読者のことを考える」がものすごく太い線として常に中心にある。その中心テーマをめぐって…

「いますぐ書け、の文章法」と技術ブログポエジー

堀井憲一郎「いますぐ書け、の文章法」を読んだ。のでいますぐ書いている。 新書で短く読みやすく、ちょっとメッセージが軽い印象はあったが面白く読めた。 あまり頭で考えすぎずに 身体性と即興性を大事に 読者へのサービスだと意識を変えて 今の文章力で …

Thinking Functionally with Haskell勉強メモ: 序文

2月から少しずつRichard BirdのThinking Functionally with Haskellを読み進めている。 こちらも章ごとにメモを書いていきたい&章末の問題を解いていきたい。ちなみに章末の問題はすべて本にも模範解答が載っている。とりあえず今回は序文についてのメモ。 "…

誰にでもはできない

好きな作家を挙げろと言われたら誰を入れるかかなり悩むが、現代作家の中では町田康と舞城王太郎、酒見賢一と古川日出男あたりは固いところだろう。あと森見登美彦と佐藤亜紀もだな。西尾維新はツンデレ気味のアンビバレンスである。 その中で、一番作中の言…

「中世を旅する人びと」読了

ひょんなことから十年ぶりぐらいにTRPGのDMをすることになった。 昔々やっていた時も、好きな西洋史の知識をある程度活用して世界観を構築していくタイプだったのだが、社会人になってからはやはり社会性などを非常に重視したいという欲望が頭を擡げてくる。…