Vim力を上げたい
かれこれ10年ほどvimを使っている。
確か2008年に初めてPythonを触りはじめた時に、editorとしてvimが推奨されている記事を読んで使い始めたのだったと思う。
その頃はWindowsにvimをインストールして日本語化するだけで色々とめんどくさかった覚えがある。設定もめんどくさい上に使い方もわけがわからず、O'Reillyのvi & vim editors本を買って勉強した。
10年も使っているのだから、まあそれなりに知識も蓄積されてきた。vimtutorも何回か通してやって、vimrcもいじるしvim scriptもなんとか追えるくらいにはわかる。
がしかし、常に「俺たちはvimを雰囲気で使っている」という印象を拭えなかった。もちろんvimのすべてを頭に入れようとは思わないのだが、それにしても体系的な理解から程遠く、使いながら「もっといいやり方があるんだろうけどなぁ」といつも思いながらストレスを感じている、という状況が続いている。例えば置換関係のオプションやウィンドウ分割、バッファの利用などのコマンドだが、何回か調べて使えるようになってもいつの間にか忘れてしまっていることが多い。
コアの機能ですらそうなのだから、そこからさらにプラグインなどについても考え出すときりがない。vimの性能を引き出しているとは口が裂けても言えず、「プログラマたるもの、自分の商売道具であるエディタくらい使いこなせてなんぼ」という至極当然の言説をインターネットで読むたびに肩身がせまい思いをしている。
特にClojureを書いていると、replと連携した開発環境としてのeditorの重要性が非常に顕著に現れるので、vimを使い続けるとしたらちゃんとプラグインも含め、emacsと同じくらいの利便性を確保しなければいけない。
というわけで、vim力向上も短期的な目標として掲げたい。とりあえず評判のいい「実践Vim」をゆっくり読み進めていこうと思う。